新シーズンに向けて、レッドイーグルス北海道にフレッシュなルーキーたちが加わりました。そこでここでは、彼らのバックグラウンドに触れつつ、それぞれが持つ目標や意気込みについて、インタビューを通じてご紹介します。第1回は、#43 DF木村俊太選手の声をお届けします。
――アイスホッケーを始めたきっかけを教えてください。
小学2年生の3月に幼馴染みに誘われて体験に参加したのがきっかけです。それまでにサッカーと陸上、野球もやっていたのですが、アイスホッケーはこれまで体験したことのない新鮮な感覚でした。できないことに挑戦するのが楽しくて、始めることに決めました。
――子どもの頃はどんな生活を送っていましたか?
小学生の頃は、朝は少年団、夜は十勝ジュニアで練習をしていました。休みの日は昼もリンクに行っていて、一日中ホッケーをしていた記憶があります。中学生になると、半日をリンクで過ごして、それ以外の時間は陸上トレーニング。同級生の榛澤力選手(※現HLアニャン所属)をはじめ仲間にも恵まれ、アイスホッケーがとにかく楽しかったです。
――DFというポジションについては?
ホッケーを始めた時に任されたのがDFでした。初めは得点を決めるFWをやりたいと思っていましたが、続けていくうちにだんだん楽しさを感じるようになり、中学3年生頃にはその面白さに気づきました。自分はDFでも『攻めてしまえば良い』と思っていますし、このポジションが自分に合っていると思います。
――プロを意識したのはいつ頃ですか?
子どもの頃からずっとプロになりたいという気持ちはありましたが、高校生になって技術面が上がってきた頃から、具体的にプロを意識するようになりました。高校1年生の時にU‐18に選ばれたことも自信につながりました。
――大学時代の思い出を教えてください。
コロナの影響があり大学はリモート授業が中心で、1年生の時は9月から11月だけ、2年生の時は秋冬の大会の時だけ東京に行くという生活でした。3年生からは制限が緩和され、卒業までに6回のリーグ優勝を経験しました。また、3年生の時に日本代表に選ばれ、レベルが高い環境でプレーをしたことで、必然的に自分のプレーの質も上がったと感じています。4年生の時にはベストDFを3度受賞することができました。
終始、穏やかな雰囲気の木村俊太選手ですが、ヘルメットをかぶると怖いものがなくなるのだそう
――憧れている選手はいますか?
憧れというよりも、尊敬しているのが高校、大学で一緒だったひとつ上の先輩、石田陸選手(※現HCメラノ所属)です。切り替えがとても上手で、ホッケーに関することはもちろん、プライベートな部分でもすべてにおいて尊敬しています。同じチームでは、昨シーズン最多アシスト賞を受賞した橋本僚選手で、橋本選手のようにポイントを稼げるように頑張りたいです。
――レッドイーグルスではどんなプレーをしたいですか?
レッドイーグルスは、FWだけでなく5人で攻めるスタイルが印象的で、そこに魅力を感じています。レベルの高い選手がそろう強豪チームなので、日々自分の役割を考えながらプレーしています。自分は守備的というよりは攻撃的なDFだと思っているので、攻撃の起点を作り出すプレーでチームに貢献したいです。
――今後の目標を教えてください。
まず、今期の目標としては積極的に得点に絡んでいき、10ポイント以上を狙いたいと考えています。また常に日本代表に選ばれるために、DFだけど戦える選手、攻撃に特徴ある選手になることを目指しています。
――最後にワシスタントの皆さんへのメッセージをお願いします。
初めはイベント出演なども緊張していましたが、少しずつ慣れてきて、今ではファンの皆さんとの時間も楽しく感じています。優勝できるように精いっぱい頑張るので、応援よろしくお願いします。
【プロフィール】
木村 俊太(きむら・しゅんた)
生年月日:2001年7月27日
血液型:B型
芽室町出身/芽室小学校-御影中学校-武修館高校-東洋大学